摺房 想恩畫斎

鳴海伸一版画制作工房の日々

御礼 -あらためて今、お伝えしたいこと-

これまで、ご縁をいただき私、鳴海伸一の作品、作家活動を

 

 応援頂いている皆様

 支えて頂いている皆様

 作品をお買い求めいただいた皆様

 育てて頂いている皆様

 チャンスを与えて頂いている皆様

 共に学んでくれる学生さん達

 そして家族、友人、知人の皆さま

 

ここで改めて御礼を申し上げたいと思います。

生かされている間は、作家として人間として
何が出来、なにを残し伝えることができるかを
大切にしたいと思います。

 

昨今の個人情報保護法などで何方が、何処で

お買上いただいたか、知る事ができないのですが、

心より御礼もうしあげます。

少しでも必要とされる、何かに貢献させていただいて

いる事を幸せに感じ、生かされている有難さを

最近つくづく感じております。

顔を合わせ感謝の意をお伝えしたいところですが、
あらためましてこの場にて御礼申し上げます。

 

今後もどうぞよろしくお願いもうしあげます。

 

タンポポ

アスファルトを押し上げる草花。こんな姿に憧憬を感じます。

 

 

自分の顔に自信をもつ【田上義也“私のアホリズム”より】

いえいえ、もちろん自分は

ブサイクでモッサリした顔である事は存じております。。。

それに自信は皆無でございます。

 

ただ、自分の版画制作に対しては自分の顔を

信じて向き合って、作品づくりに励んでいます!

なぜかと云うと。。。

 

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建築学生時代に通い詰めたころの名作「小熊邸」

これは僕が建築学生だった20代の頃に出会った、

建築家の田上義也(1899年(明32)― 1991年(平3))

が1966年に発表した「私のアホリズム」という言説集に感銘を受けてから

常に心に抱いています。

その言説「顔」の中では『~自分の顔を忘れて、他人の顔立派に見えたり、

その顔を欲しがったりしてはおしまいだ。自分の顔を信じてくれ。~』

(田上義也「私のアホリズム」より一部抜粋)

など、自分を信じること、自分らしさを確立する事の大切さを説いています。

 

田上義也は建築家でもありましたが、

若い頃はバイオリン講師をするほどの提琴演奏者でした。

田上は音楽を愛し、楽団の創立にも尽力、絵を描き、文化を創造し、

北海道の文化基盤を築きあげたパイオニアのお一人でした。

もちろんご本人とはお会いできるはずもなく、

強い憧れはもう25年以上続いています。

僕がこの星を離れたらあっちの世界で絶対会ってお話したいお方です!!!

 

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田上義也とご子息の建築家、田上茂氏による共作。北海道立旭川美術館

憧れる人がいるという幸せはとても大事だと思います。

きっとすぐ近くにいるのかもしれませんね。

そして憧れらるような人間にならなくても、

憧れらるような、人間らしい下山の人生を歩みたいものです。

 

あぁ、、人生って果てしなくつらい旅ですよね。。。

一度きりの人生、つまづく事の多い昨今ですが

時折、田上先生のアホリズムを読み返しています。

 

 ※画像の転用・転載などはご遠慮願います

 

キッチン感あふれる版画の制作現場

版画制作の経験がある方にとっては馴染みの事なのですが

制作の現場は思った以上にキッチン感が溢れているものなんです!

 

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エプロンはもちろんの事、

インクを包み保存するためのラップやタッパ、

描画につかう砂糖、銅板の表面を整える醤油やお酢

バレンの包み変えに用いる竹皮など。。。etc

 

ゆえに昔、版画工房に勤務していた時には

経理の方から問い詰められたものです (^-^;

 

ちなみに今は飲食物を用いたキッチンリトグラフなどの技法もあるくらい。

食べ物や飲み物を使うので扱いはビミョーなのですが。。

 

想いをつなぐ

自分はライセンスを所有する学者先生でも

研究者でも学芸員大先生でもありません。

しかし、何故か興味を持った先人達の
偉業に昔から興味が強く、限定範囲ではありますが、
知りたい欲が暴走し、つい探究にのめり込んでしまいます。
(※昔は大の勉強嫌でした!今もですが。。 (;'∀'))

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ごく一部の資料たち

 

いま我々が生かされている世紀は
それなりに大変な事は大変な時代ですが、
先人達が切り拓いた世紀は今よりはるかに
困難を極め、未知だらけだった事でしょう。
これは時代を覗く事も実体験する術もありません。
しかし、先人達の生活の中にみる人生には

環境、挫折や苦労、乗り越えるべき失敗と知恵と勇気が

たくさん記録されています。
それは事実か否か、検証や立証も必要ですが、まずは想いと可能性は

大切にしたいものです。

ただ、そんな「想い」だけを信じて阿呆な自分は
阿呆なりに自分が出来そうな道を探ってきました。
もちろん何の肥やしにもならず、
時間と、無い私財( ;∀;)を使い、周囲には
迷惑ばかりをかけているのは承知していますが、、、

いつか、きっとこれらの資料が役に立ち、
先人達の偉業を、来たるべき世紀に継なげて
頂ける方が現れてくれればと心から願っています。

 

2020年 春の足音

2020年の新年。

 

お正月気分もぬけて日常が始まろうとしてきた矢先に

飛び込んできた、未知なるウイルス発生のニュース。

不安と戸惑いが続く、この時世でも少しづつ景色が変わっていきます。

2020年3月7日、北海道札幌は少しづつ雪溶けが始まってきました。

と、いってもおそらくあと1、2回はドカ雪が降るとおもいますが。。(^^;

 

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春の足音は良いものですね。少し気持ちが救われるものです。

 

そして、そろそろ。。。。

花粉症の到来ですっ!゜・(ノД`)・゜

 

【 取扱いギャラリー様のご紹介 】

【 ギャラリーファインアート 】

日頃わたしの作品を取扱い頂き、ありがたく一緒にお仕事を

させて頂いているギャラリーファインアートさんのホームページが更新されました。

作品販売はもとよりアートワークのお問い合わせも可能です!

最新作もお渡しできたのでホッとしています。

 

→ギャラリーファインアート https://www.g-fineart.co.jp/

 

www.g-fineart.co.jp


未知なる脅威など、何かと大変な世相になっていますが
精一杯制作頑張っております!今後もどうぞよろしくお願いいたします!

 

乾いた心。湿った心。

おセンチな話ですが。。

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先日、コンビニで頂いたウェットティッシュ

ちょっと使って、放置していたら気がつけばカピカピ。。。

なるほど人間の心もそうなのかなと。

 

十分に湿ったウェットティッシュ

しっとり肌触りも良く、ハリがある。

水を与えるとじっとり涙のように溢れて出てきます。

 

逆に水分を失ったウェットティッシュ

カラッとしたさわやかな肌触り。

ドライでどこか飾り気のある容姿。

水を与えるとどんどん吸収します。

 

自分はどちらかと言うと前者のウェットな

タイプで、かもするとジトジト、ベッちょりかもしれません。。

 

ゆえにドライでクールな人に憧れます!

 

ウェットな方もドライな方も程よく存在(居る)

ことで社会がバランスよく成り立ち支えあっているの

かもしれませんね。